相続トラブルファイル

母の意識がなくなりだしてから作られた遺言書は有効なのか

母の意識がなくなりだしてから作られた遺言書は有効なのか

実家は開業医の父が建てた病院の経営が思わしくなくなり、父がなくなった後長女である私の姉とその夫とが病院の経営を任されてきました。子供の頃は何不自由なく生活して学校も出してもらったので両親にはとても感謝しています。

姉は父のように医師の道を目指すことはなかったのですが、医師と結婚して実家の病院の後継者になっていました。父が亡くなった時に病院の土地と建物は全て姉と夫の名義にして、実家の家と土地は母の名義にし、私と妹は少しばかりの現金を相続しました。

ところが母が病に倒れ、なくなる前に遺言書をしたためていたことが病院の専任の弁護士から遺産相続の協議の際に示され、私と妹はその内容に思わず顔を見合わせてしまいました。自分の財産は全て長女に相続させるという内容だったのですが、その日付が母が倒れた後のもので、どう考えても母の意識が正常だったとは思えない時期でもあり、あわてて姉が無理やり書かせたことは明らかでした。

実家の病院を継いでいる姉は元々金遣いも荒く、私や妹とは金銭感覚が少し違う人でした。どんな理由で病院経営が傾いているのかはわかりませんが、母の名義の財産まで全て自分が独り占めするということには少し納得できずにいます。

弁護士の立会いの下に示された今回の遺言書が本当に有効なものなのか、私と妹も別に法律事務所に相談してみるつもりです。

DATE:2016/10/05