父の遺言どおりにしたいのに
父は遺言で、あるものは全部寄付してほしいと言っていました。父は昔からそういう人だったので、父らしいなと思っていました。
ですが、母と妹の考えは違っていました。母に関しては、少しくらい貰っては駄目なのだろうかということでした。
そういうふうに思う気持ちも分からないわけではないのですが、母がちょっとと言って本当にちょっとだったことはありません。本人としてはちょっとのつもりなのかもしれませんが、そんなことを言いつつかなり貰うだろうということは、私でなくても親戚なら予測出来ます。ただ、母には悪気が無いのです。
もう1人問題なのが、妹です。妹の考えは、別に父親の言うことなんて聞く必要ないとのことです。妹と父は、妹が思春期の頃から折り合いが悪く、父が亡くなったときも全く悲しんでいませんでした。ただ、本人がどう思っているかは分かりません。どのみち、遺言を別に聞かなくていいときっぱり言えるというのは、姉としてかなり複雑です。
私としては、なるべくなら遺言どおりにしたいのです。遺産相続で揉めたくないですし、何を誰に相続させるという話になれば、確実に揉めます。そうなるよりは、いっそ全て寄付したほうが余計ないざこざも起きないと思うのです。
ただ、今はそれ以前の問題なような気もします。2人を説得するのは大変だと分かっているので、気がめいります。
DATE:2016/10/30